開催案内

日 時

2011年6月12日(日曜)午後1時~5時

会 場

三輪田学園中学校・高等学校 講堂

〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15

(市ヶ谷駅より徒歩7分、飯田橋駅より徒歩8分、九段下駅より徒歩15分)

 

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当日のご注意

  • 会場に駐車場はありません。電車等の公共交通機関でお越しください。

  • 会場は土足禁止です。必ず上履きと下足袋をご持参ください。

  • 会場は完全禁煙です。喫煙所はありません。また、千代田区内は原則禁煙です。

  • 会場は原則飲食禁止です。


 

定 員

主催にあたっての挨拶

高橋典嗣

日本スペースガード協会理事長  高橋 典嗣 

日本の科学衛星「はやぶさ」は、2005年9月12日に小惑星イトカワに到着、約3ヶ月の探査を終え、採集したサンプルを地球に持って帰還しました。2003年5月9日に内之浦から打ち上げられ、帰還する2010年6月13日までの約7年間に及び、川口先生をはじめとする「はやぶさプロジェクトチーム」関係者の努力により、この快挙は成し遂げられたのです。  「はやぶさ」が探査した小惑星イトカワは、地球接近小惑星の一つです。本協会は、このような地球に接近する小惑星の発見と監視を行い、地球を天体衝突から護るための観測や活動を行っています。地球は、太陽の誕生にともない、塵や微惑星などの天体衝突を繰り返して成長し、現在に至っています。幸いにも人類は、恐竜絶滅のような大きな天体衝突に遭遇していません。
 しかし、太陽系の生成過程を考えると、天体衝突は、将来において起こり得る現象であり、地球環境を変えてしまう最大級の自然災害となる可能性があるのです。これまでに人類は、地球に接近する小惑星のサンプルを採集したことがありませんでした。「はやぶさ」が持ち帰ったサンプルは、地球に衝突する可能性のある天体の構造に知見を与え、地球を取り巻く宇宙からのハザードを検討する上で、極めて重要な試料となるのです。
 「はやぶさ帰還1周年記念講演会」では、地球帰還1周年を祝うと共に、宇宙科学、宇宙工学、そして人類にとっての科学探査機「はやぶさ」の成果と意義をみつめていただく機会としていただければ幸いです。