かぐや姫

■タイトル

「かぐや姫」

■内容

空にまあるく輝く満月を、見上げるたびに思い出すのは、
かぐや姫の美しくも悲しいお話です。
一千年以上も昔に作られ、日本最古の物語文学として、
今も語り継がれている「竹取物語」を、わかりやすくご紹介します。


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■主な仕様

語り:山崎和佳奈(青二プロダクション)
制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT
録音: (株)アライヴ
脚本・イラスト: 塚田洋子
編集: 福留政彦

上映時間: 9分50秒
ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム


<注>
当コンテンツは、HAKONIWAシステム(パソコンとビデオプロジェクター)を使って簡単に投影できます。
お手持ちのパソコンやプロジェクターで投影可能かどうか、お気軽にお問い合わせください。


詳細は (株)リブラ 鷲巣(わしず)まで。
TEL 046-272-6384 FAX 046-278-1161 E-mail:washiyk.rim.or.jp

「かぐや姫」
かぐや姫説明1 かぐや姫説明2 かぐや姫説明3
1. 今となってはもうむか〜しのこと。ある山に、おじいさんとおばあさんが、住んでおりました。おじいさんは、竹取りの翁と呼ばれ、毎日山へ竹を切りに行っておりました。
2. ある日のこと。おじいさんは山の奥で、根元が光っている一本の竹を見つけたのです。おじいさんは不思議に思い、その竹を切ってみたところ、なんと中には小さな小さな女の子が入っているではありませんか。
3. 驚いたおじいさんは、女の子をそっと手のひらに乗せて、早速、家に連れ帰りました。おばあさんも大喜びです。ふたりは女の子を大事に大事に育てることにしました。

かぐや姫説明4 かぐや姫説明5 かぐや姫説明6
4. 女の子はすくすく育って、3ヶ月もすると美しい娘になりました。ある人が「かぐや姫」と呼ぶと、皆もそのように呼ぶようになりました。かぐや姫とは、月のように美しく輝く姫という意味です。
5. やがて、かぐや姫のうわさを聞きつけて、多くの人たちが、ひと目会いたい、結婚したいといって訪れるように なりました。ところが、姫は誰にも会おうとはしません。
6. かぐや姫のうわさは、ついに帝(みかど)の耳にも入りました。帝は、姫をひと目見て、結婚してほしいと申し出ましたが、姫は帝の願いさえも、お断りしたのです。

かぐや姫説明7 かぐや姫説明8 かぐや姫説明9

7. やがて、夏が過ぎ、秋の十五夜近くになると、かぐや姫は、しくしくと泣くようになりました。あまりのことにおじいさんが、なぜ泣くのかと問いただしたところ、姫は、ようやくわけを話し始めたのです。

8.「私は、この世界のものではありません。あの月から来たのです。今度の十五夜には、月の都から迎えがまいりますので、帰らなければなりません。」これを聞いたおじいさんは驚いて、帝に相談しました。帝は、全兵力で姫をお守りしましょうと、約束しました。
9. いよいよ、十五夜の晩。急に、月が十も出たかと思うほど、あたりがぱあっとあかるくなりました。「迎え撃て!」帝の合図で、兵隊たちは弓に矢をつがえようとしましたが、月の光りに目がくらんで、動けなくなってしまいました。

かぐや姫説明10 かぐや姫説明11 かぐや姫説明12
10. その時、たくさんの天人が、雲に乗って下りて来ました。月からの迎えがやってきたのです。
11.「おじいさん、おばあさん。お別れするのは悲しいですが、今までのご恩は、決して忘れません…。」かぐや姫は、お別れに不死の薬を帝とおじいさんたちに渡しました。

12. そうして、かぐや姫は天人と一緒に雲に乗り、月の輝く高い空へと昇って行ってしまいました。残された三人は、悲しみをこらえてただ見送るばかりでした。


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