■タイトル「春の星座解説」■内容春の星空は、天の川を見わたすことはできませんが、 ■主な仕様ナレーション: 向殿あさみ(大沢事務所)制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT 脚本: 高畠規子 星座・神話イラスト: 塚田洋子 銀河イラスト: 高部哲也 編集: 福留政彦 CG: 藤井 昇 音編集:鷲巣 亘 天体写真:N.A.Sharp /NOAO/AURA/NSF・T.A.Rector and Monica Ramirez/NOAO/AURA/NSF・NASA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA) ・REU program/NOAO/AURA/NSF・NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA) 上映時間: 18分 ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム |
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<注> |
「春の星座解説」 |
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1. 春の星空は、ひしゃくのように並んだ7つの星「北斗七星」を探すところから始まります。空の高いところにある北斗七星は、北の方角を示す星「北極星」を探す星の並びとしても有名です。ひしゃくの水をくむところの二つの星を結んで、その長さを5倍すると行き当たる星が「北極星」です。
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2. 北斗七星はおおぐま座のしっぽに当たる星で、7つの星を「おおぐまのしっぽ」とたどります。そのちいさな「っ」に当たるのが、かすかなものという意味の「アルコル」。昔のアラビア語では「サイダク(視力検査)」とも呼ばれていました。 |
3. 大きな大きなおおぐま座、いかにも恐ろしい姿ですが、元々はカリストという可憐な妖精でした。でも、神々の王ゼウスに愛されたため、妻ヘーラの怒りを受けて熊の姿に変えられてしまったのだとか。 |
4. おおぐま座には M81、M82という系外星雲があります。カタカナの「ハ」の字に似ていることから「ハの字星雲」とも呼ばれています。 |
5. 北斗七星の並びを東の方へずっとのばしていくと、明るく輝くオレンジ色の一等星、「アークトゥルス・麦星」に行き当たります。さらにカーブをのばしてみると、真っ白に輝く一等星「スピカ・真珠星」にたどり着きます。このカーブは「春の大曲線」です。 |
6. りょうけん座には、M51という銀河があります。二つの銀河がくっついた様子がまるで親子のようなので、「子持ち銀河」というあだ名も付いています。おそらく偶然、関係のない二つの銀河が衝突して、大きい方に小さい方がとらえられてしまったのでしょう。 |
7. アークトゥルスとスピカ、そしてもうひとつの星、しし座のしっぽに輝く、ししの尾という意味の「デネボラ」。この 3つの星を結んだ大きな正三角形が「春の大三角」です。 | 8. しし座とおとめ座の間、空の高いところにあるのは、かみのけ座。エジプトの王妃ベレニケが、戦の勝利と王様の無事を祈って祭壇にささげた髪の毛だといわれています。 |
9. おとめ座、しし座、かみのけ座に共通して見られるのが、おとめ座銀河団、しし座銀河群、かみのけ座銀河団といったこれらの銀河団。 |
10. 米粒のようなひとつひとつが銀河系と同じような数千億の星の集まり。このような銀河の群れが、いくつもあるというのですから、本当に宇宙は広いですね。 |
11. ししの鼻先に何だかぼうっとしたものが見えますが、これはかに座のM44、プレセペ星団。「ビーハイブ(蜂の巣)」などと呼ばれています。 |
12. しし座のレグルスから下の方に、ぽつんと輝く星が見つかります。孤独なもの、という意味の「アルファルド」。うみへび座の心臓に当たります。すべての星座の中で一番大きな面積を持った星座です。頭が昇ってから、しっぽが出てくるまでなんと6 時間もかかります。
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