■タイトル「冬の星座解説」■内容木枯らし途絶えてさゆる空より…。 ■主な仕様ナレーション:鶴 ひろみ(青二プロダクション)制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT 脚本: 高畠規子 星座・神話イラスト: 塚田洋子 編集: 福留政彦 CG: 藤井 昇 天体写真:ESO/M.McCaughrean et al. (AIP) ・ESO/J. Emerson/VISTA. Acknowledgment: Cambridge Astronomical Survey Unit・ESO and Digitized Sky Survey 2. Acknowledgment: Davide De Martin・T.A.Rector (NOAO/AURA/NSF) and Hubble Heritage Team (STScI/AURA/NASA) ・ESO/S. Brunier・NASA, ESA and AURA/Caltech・ESO・NASA, ESA, J. Hester and A. Loll (Arizona State University) ・N.A.Sharp /NOAO/AURA/NSF・NOAO/AURA/NSF・ESO/S. Guisard (www.eso.org/~sguisard) 宮本 篤 上映時間: 15分27秒 ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム |
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<注> |
「冬の星座解説」 |
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1. 南の空に同じくらいの明るさの三つの星を、明るい星二つを含む四つの星が取り囲んでいます。これが、冬の星座の代表選手、オリオン座の目印。高く掲げたオリオンの右腕の付け根の星は「ベテルギウス」。左足に輝く星は「リゲル」。どちらも一等星です。
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2. オリオンの腰から下げた剣の所に暗い星が三つ、連なっています。この真ん中の星は「M42 オリオン大星雲」。中心にあるのは「卜ラぺジウム」と呼ばれる若い星たちです。 |
3. オリオン座のもう一つの天体は、馬頭星雲。馬の首のように見える黒い部分は、暗黒星雲。それ自身は輝いていないので、このように後ろから来る光を遮ったときだけ見えてきます。 |
4. オリオン座から右上の方に、オレンジ色に輝く明るい星が見つかります。おうし座の右目に輝く一等星の「アルデバラン」です。この牛は神々の王ゼウスが、フェニキアの王女・エウロパをさらうために、真っ白な牛に姿を変えて近づいたのです。 |
5. おうし座の肩のところにある星の集まりは「散開星団 M45」、「プレアデス星団」とも呼ばれています。これは、みな同じ頃、同じ場所で生まれた兄弟のような星たち。まだ生まれてから、5000万年程しかたっていないので、このように群れをなしています。 |
6. また、おうし座には、星の一生の最期の姿も見ることが出来ます。角の先にあるのは「M1 カニ星雲」。太陽よりもずっと重い星は、一生の終わりをすさまじい爆発で飾ります。900年程前に爆発が観測されて以来、今もなお、猛スピードで広がり続けています。 |
7. オリオン座から左下の方にひときわ明るい星が目につきます。おおいぬ座の口元に輝く一等星の「シリウス」です。おおいぬ座の左上にあるのは、こいぬ座の「プロキオン」。プロキオンはメランポスという名の猟犬で、鹿狩りの名人、アクタイオンのよきパー卜ナーでした。 | 8. しかし、アクタイオンが呪いを受けて鹿に姿を変えられたとき、そうとは知らずに自分の主人をかみ殺してしまったのです。帰らぬ主人を待ち続けるメランポスを気の毒に思ったゼウスは、天に上げ、星座にしました。今では、おおいぬ座と一緒に猟師オリオンに連れられて、星空で狩りを続けています。 |
9. ふたご座とぎょしゃ座、この二つの星座は、ともに美しい散開星団を持っていることで有名です。 ふたご座の足下にあるM35(左上側の塊り)。 |
10. ぎょしゃ座のM36、M37、M38。 どちらも双眼鏡で十分楽しめる天体です。 |
11. オリオン座のべテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオン。この三つを結ぶと出来るきれいな正三角形が「冬の大三角」。この三角形の真ん中に、暗い星ばかりが形づくるのは「いっかくじゅう座」。夢の中に現れて、幸せをもたらすという伝説の動物ユニコーンの姿です。
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12. ここには、大変有名な「バラ星雲」が隠れています。まるで冬の夜空に咲いた大輪の赤い花のよう。中心付近で輝いているのは、この花びらのようなガスから生まれた若い星ぼし。そこで、バラ星雲は星のゆりかご、なんて呼ばれることもあるんです。
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