■タイトル「秋の星座解説」■内容太陽が急ぎ足で西の地平線に隠れると、 ■主な仕様ナレーション: 向殿あさみ(大沢事務所)制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT 脚本: 高畠規子 星座・神話イラスト: 塚田洋子 編集: 福留政彦 CG: 藤井 昇 音編集:鷲巣 亘 天体写真:NASA, N.A.Sharp/NOAO/AURA/NSF・NOAO/AURA/NSF 上映時間: 15分 ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム |
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「秋の星座解説」 |
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1. 頭の上、高いところにある同じくらいの明るさの星が作る四角形が「秋の四辺形」。秋の星座の案内役です。四辺形の西側の辺をずうっと低い方にのばしてみると、ひとつだけ、ぽつんと輝く星があります。秋の夜空でただひとつの一等星「フォーマルハウ卜」。ひとりぼっちで輝く様子から「みなみのひとつ星」「あきのひとつ星」と呼ばれることもあります。ここには、みなみのうお座という小さな星座があります。
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2. 四辺形の反対側の辺をのばしてみると...「デネブカイトス」に行きあたりました。これは、「くじらのしっぽ」という意昧の名前。古代工チオピアの海岸に現れては、大暴れしたという化け鯨の姿なんです。 |
3. くじら座の心臓のあたりにひとつ、星があります。この星は、実際に心臓のようにどきどきしています。ただし、その周期は300日以上という長いもの。これは、2等星から10等星まで明るさを変える変光星なのです。時折、見えなくなることから「ミラ・ふしぎなもの」という名前で呼ばれています。 |
4. 四辺形の西側の辺と、フォーマルハウ卜の間にあるのが、美少年の姿をしたみずがめ座です。この星座で是非ご紹介したいのが、「幸せの星たち」です。 |
5. 一番明るい星は「サダルメリク・王様のしあわせ」。隣の星は「サダルスード・幸せの中の幸せ」。反対どなりの星は「サダクビア・秘められた幸せ」。最後の星が「アルバリ・飲むものの幸せ」。特に明るくもない目立たない星たちにもこんなにすてきな名前をつけるなんて、昔の人はとても想像力が豊かですね。 |
6. みずがめ座のとなりには、うお座があります。この二匹のさかなは、実は親子。美の女神アフロディーテとその息子エロスの変身した姿です。 |
7. 今度は、四辺形の左上の星からたどってみると、美しい姫君の星座アンドロメダ座があります。化け鯨から国を守るために、自ら進んでいけにえとなった時の姿です。あわや、というところで助けに駆けつけたのが、ペルセウス座。剣を高く振り上げて、いかにも勇ましい姿ですね。 | 8. ペルセウス座にある天体が、h-χ(エイチカイ)という散開星団。はっきりとふたつの固まりに見えることから、「二重星団」とも呼ばれています。 |
9. 秋の四辺形、別名を「ペガススの四辺形」といいます。星空に大きく翼を広げた天馬ペガススの星座です。ペガススが登場するギリシャ神話は、いくつかありますが、中でもちょっと変わっているのが、山の成長を止めた物語。 |
10. 昔、女神たちの歌声コンクールを聞いて、ヘリコン山という山が楽しさのあまり、どんどん高くなっていった時、このままでは天が壊れてしまうというので、ぺガススが前足でちょいちょいとけ飛ばして、くいとめたというのです。そのとき出来た地割れからは、水が湧き出て泉になったとか。 |
11. ペガスス座の鼻先には、数十万個の星が丸く集まった、球状星団、M15 があります。 |
12. 秋の星巡り、もう一度、通して見てみましょう。台風や長雨で、なかなか晴れた星空を見るチャンスの少ない秋ですが、台風一過の星空は、驚くほど澄んでいますよ。 |
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