■タイトル「冬の星座解説」■内容冬、寒い寒い冬の夜。 ■主な仕様ナレーション: 鶴ひろみ(青二プロダクション)制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT 脚本: 高畠規子 星座・神話イラスト: 塚田洋子 編集: 福留政彦 CG: 藤井 昇 天体写真:N.A.Sharp/NOAO/AURA/NSF・久保田宏 上映時間: 16分30秒 ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム |
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「冬の星座解説」 |
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1. 冬の星座で有名なのが、オリオン座です。南の空を探してみてください。きれいに並んだ3つの星と、その周りを囲む4つの星。オリオン、というのはギリシャ神話に出てくる狩人で、こん棒を振りかざした勇ましい姿をしています。 |
2. オリオンの肩のあたりに輝く明るい星は、『ベテルギウス(巨人のわきの下)』。左足に輝く星は、『リゲル(巨人の左足)』。ベテルギウスは赤い星、リゲルは白い星。 |
3. 日本でも赤と白の星の色を、源平合戦の旗の色に見立て、『平家星』『源氏星』と呼んできました。 |
4. オリオン座の左下の方に、とても明るい星が見つかります。これはおおいぬ座の鼻先に輝く『シリウス(焼き焦がすもの)』。おおいぬ座の上の方には、こいぬ座の『プロキオン(犬のさきがけ)』が輝いています。 | 5. オリオン座のベテルギウス。おおいぬ座のシリウス。こいぬ座のプロキオン。この3つの明るい星を結ぶと、きれいな三角形が描けます。これが『冬の大三角』です。 |
6. この三角形の中には、こんな天体がかくれています。星空の中に咲いた真っ赤な花、バラ星雲です。このバラ星雲の中からは、次々に新しい星が生まれています。 |
7. オリオン座の右上の方にある赤い星、これはおうし座の目のところにある『アルデバラン』。その先のおうしの肩のあたりに、6〜7個の星が集まっている、プレアデス星団があります。7人の美しい姉妹が星になった姿だといわれています。 | 8. 昔、プレアデスという仲の良い7人の姉妹が、森の中で遊んでいました。そこに通りかかったのが、狩りの途中のオリオン。美しい姉妹を一目見て気に入ったオリオンは、一緒に遊ぼうと誘うのですが、乱暴者のオリオンを好きではなかった姉妹は断ります。 |
9. オリオンは逃げる姉妹を森中追いかけ回しました。とうとう追いつかれそうになったその時、女神アルテミスが、彼女たちを7羽の真っ白な鳩に変えて逃がしてあげました。鳩になったプレアデス姉妹はそのまま空にあがり、星になりましたが、あきらめきれないオリオンは、自分も星になって追いかけているのです。 |
10. おうし座の角の先には、こやぎを抱いたおじいさんの姿のぎょしゃ座があります。このやぎのところに輝く明るい星が『カペラ』。 |
11. おとなりには、仲良く並んだふたつの明るい星、ふたご座があります。少し明るい左側の星が弟の『ポルックス』、ちょっと暗い右側の星が兄の『カストル』。なぜ明るさが違うのでしょうか?実は、双子とはいえ、ポルックスの父親は神々の王ゼウス、カストルの父親は人間のスパルタ王だから、というわけ。 |
12. さて、もう一度明るい星をおさらいしてみましょう。オリオン座のリゲル。おおいぬ座のシリウス。こいぬ座のプロキオン。ふたご座のポルックス。ぎょしゃ座のカペラ。おうし座のアルデバラン。この6つの星を結ぶと、大きな大きな六角形ができあがります。これは『冬の大六角形』とか『冬のダイヤモンド』と呼ばれています。
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