■タイトル「1秒ちょっと前の月」■内容「宇宙はどうなっているのだろう?」「宇宙の大きさは?」「宇宙の外側とは?」 「我々はどこから来て、どこへ行くのか?・・・」 歴史に名を残した天文学者たちが、湖のほとりのキャンバスの上に現れて夜空を見上げています。 これらの問いは、人類にとって永遠のテーマであり、その答えは未だに謎のままではありますが、宇宙に想いを馳せた偉人たちの過去から現在へ、そして宇宙の果てへ、その想いが受け継がれていきます。 宇宙の大きさを歴史上の天文学者と一緒に考えることで、宇宙に対する興味を深めていただければ幸いです。 >>>PDF版ダウンロードはこちら ■主な仕様小山茉美・川津泰彦・龍田直樹(青二プロダクション)企画・制作:高崎市少年科学館 制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT 脚本・サウンド編集: 鷲巣 亘 CG: 藤井 昇 編集・CG: 福留政彦 キャラクターデザイン・アニメーション: 塚田洋子 協力:高畠規子 上映時間: 24分 ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム |
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「1秒ちょっと前の月」 |
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1. アリスタルコスのつぶやき (紀元前310年〜紀元前230年頃) 「我々が見ている月は、1秒ちょっと前の月ということですかな?」 地球から月までの距離は、およそ38万km。光が1秒間に進む距離が、およそ30万km・・・。つまり、我々が見ている月は、1秒ちょっと前の月ということ。 |
2. 8分ちょっと前の太陽 太陽までの距離を分かりやすくするために、地球と月を物差しにしてみましょう。地球から太陽までの距離は、地球から月までの距離のおよそ400倍。太陽を出発した光はおよそ500秒で地球に辿りつきます。私たちは500秒前、すなわち8分ちょっと前の太陽を見ていたわけです。 |
3. ガリレオ・ガリレイのつぶやき (1564年〜1642年) 「私の死後、天文学は急速に進歩したのですね?」 太陽系の惑星についても、色々分かってきました。太陽から水星までは、光の速度でおよそ3分。金星までは6分。地球まで8分。火星まで12〜13分。 |
4. 海王星から見る太陽は? 木星まで43分。土星まで80分。天王星まで2時間40分。 そして海王星まで4時間ちょっとかかります。つまり、海王星から見る太陽は、4時間前の太陽ということです。 |
5. フリードリヒ・ベッセルのつぶやき (1784年〜1846年) 「過去の光の集大成。それが星空であり、星座なんですね。」 冬の星座の代表、オリオン座まで出かけてみましょう。光が1年かかって進む距離、およそ9兆5000億kmが1光年。その距離は、地球から太陽までのおよそ63000倍です。 |
6. ベテルギウスは寿命を迎えつつある星 私たちが一つのまとまりとして見ている星座も、それを構成している星々は、地球から異なる距離にあります。オリオン座のベテルギウスは星の寿命を迎えつつあり、収縮を繰り返している星。地球から光で600年以上かかる距離にあるので、600年以上前に収縮を繰り返していた状態が今、地球で観測されているわけです。 |
7. フレデリック・ウィリアム・ハーシェルのつぶやき(1738年〜1822年) |
8. 天の川散歩に出かけてみましょう 地球から見えていた星座を線で結んでみると・・・。 オリオン座。おとめ座。さそり座。ペガスス座・・・。私たちが見上げる星座の世界は直径が数千光年。 |
9. 天の川銀河の直径はおよそ10万光年 天の川銀河は、それよりも遥かに大きく、およそ数千億個の星の集まりです。直径およそ10万光年。数万年という時間、宇宙を旅してきた光が、私たちの目に飛び込んで天の川だと認識されます。 |
10. エドウィン・ハッブルのつぶやき (1889年〜1953年) 「ここに見える点は星ではありません。一つ一つが銀河です。」 数十の銀河が集まり「銀河群」に。その「銀河群」が集まり「銀河団」を構成します。さらに大きな銀河の集団は「超銀河団」と呼ばれ、その大きさは数億光年におよびます。 |
11. 宇宙はどこまで続いているの? 泡の形に似た、宇宙の大規模構造まで、私たちの太陽から百数十億光年、観測できるのは、このあたりまで。これより先、宇宙の始まりよりも過去の姿、遠くの姿を見ることはできません。その先の宇宙。もっともっと先には、どんな世界が広がっているのでしょう?そこは、宇宙の始まる前の姿なのでしょうか? |
12. 女性天文学者のつぶやき |
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