はくちょう座神話

■タイトル

「はくちょう座神話」

■内容

夏の夜空高く、天の川の中に輝く北十字、はくちょう座。
そのくちばしの先に光るふたつの美しい星、二重星アルビレオにまつわる悲しいお話です。

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■主な仕様

ナレーション: 向殿あさみ(大沢事務所)
制作・著作: 株式会社リブラ HAKONIWA PROJECT
脚本: 高畠規子
イラスト: 塚田洋子
編集: 福留政彦
タイトルCG: 藤井 昇

上映時間: 6分55秒
ご提供可能な形式: HAKONIWAシステム


<注>
当コンテンツは、HAKONIWAシステム(パソコンとビデオプロジェクター)を使って簡単に投影できます。
お手持ちのパソコンやプロジェクターで投影可能かどうか、お気軽にお問い合わせください。


詳細は (株)リブラ 鷲巣(わしず)まで。
TEL 046-272-6384 FAX 046-278-1161 E-mail:washiyk.rim.or.jp

「はくちょう座神話」
はくちょう座神話説明1 はくちょう座神話説明2 はくちょう座神話説明3
1. エリダヌス川のほとりで、仲良く遊ぶフェートンとキグヌスという二人の少年がいました。フェートンは、兄のように体の弱いキグヌスを気遣い、二人はいつも一緒だったのです。
2. ふたりの宝物は川の中で見つけたきれいな二つの小石。黄色い小石はフェートンが、青い小石はキグヌスが、それぞれ肌身離さずお守りにしていました。
3. ある日のこと。いじめられていたキグヌスをかばったフェートンは、少年たちから「うそつき」といわれてしまいます。フェートンの父親は、太陽の神アポロンでしたが、それを信じない少年たちは、証拠を見せろ!とせまっていたのです。

はくちょう座神話説明4 はくちょう座神話説明5 はくちょう座神話説明6
4. あやまるキグヌスにフェートンは「君のせいじゃないよ。でも、馬鹿にされるのはもうたくさんだ!僕は、お父さんの所に行って何か証拠をもらってくる!」そして、必死で止めるキグヌスを振り切って、遠い遠い太陽の神殿へと、向かったのです。
5. それ以来毎朝、キグヌスは、東の地平線の果て、朝焼けに光り輝く太陽の神殿を眺めてはフェートンの無事を祈っていました。フェートンがたった一人であんな遠くを目指しているかと思うと、キグヌスの胸は張り裂けそうだったのです。
6. ようやく太陽の神殿にたどりついたフェートンは、父アポロンに訪ねてきたわけを話したところ、何でも望みの物を与えると約束されました。しかし、こともあろうにアポロンの乗る太陽の馬車を貸してほしいと、頼んだのです。

はくちょう座神話説明7 はくちょう座神話説明8 はくちょう座神話説明9
7. 太陽の馬車は、とても少年が乗りこなせるようなものではありませんが、約束は約束。アポロンは、仕方なく馬車を貸すことを承知したのでした。「あれは、フェートンだ!神様、どうか無事に西の果てにたどり着きますように」
8. しかし、キグヌスの必死の願いもむなしく、馬車が突然、めちゃくちゃな方向へ走り出しました。太陽の馬車に焼かれて、あちこちから火の手が上がりました。こうなっては、アポロンも放っておく訳にはいきません。
9.「許せ!むすこよ!」ピシッ!アポロンの投げ放った雷で、フェートンは一筋の光となって、エリダヌス川に落ちていきました。

はくちょう座神話説明10 はくちょう座神話説明11 はくちょう座神話説明12
10.「フェートン!フェートン!」キグヌスは、川に入って必死にフェートンを捜しました。その手に、あの青い小石を握ったまま、もぐっては顔を上げ、辺りを見回し、またもぐり…。
11. いつしか、美しい白鳥に姿を変え、それでも、捜し続けるキグヌス。そして、やっとの事で見つけたのは、水の中にきらめく黄色い小石だけでした。
12. キグヌスは、友情の証の小石をくわえて大空に舞い上がり、はくちょうの星座となりました。くちばしには二つの小石が、二人の心を表すように、永遠に美しく輝いているのです。


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